● 血液、リンパ、ホルモン,気…。人間の身体にはさまざまなものが流れています。
これらが正常に流れ機能しているからこそ、人間の組織はいつも生き生きとして健康が保たれているわけです。
●人間の生命活動をエネルギーによるものとすれば、身体は熱で動いているといえます。
しかしストレスがたまると生命の源である熱が失われ、活力がなくなると身体の機能が低下し、病気を引き起こしやすくなります。
●現代人はストレスや不規則な生活により熱をどんどん喪失しています。特に女性や子供を中心とした低体温は、抵抗力の衰えを示すもので、病気にかかりやすい状態を自ら作っているともいえます。
●生命の源である熱を体に補充していくことが健康管理、健康維持に望ましい第一のものと考え、生命現象を営んでいる中枢に熱を与えようとするのが「温熱療法」の根本原理です。
●皮膚と内臓機能はてこの関係にあります。内臓機能の低下だけでなく、血流の停滞など生体現象がスムーズに行われていない部位の表面は緊張し、筋肉が硬くなります。これを内臓皮膚反射といい、熱がこれを察知し、熱さとして感じられます。反応部への適度な熱刺激によって、健康体へと導いていきます。